紀伊半島の秘境 大杉谷から大台ヶ原へ登山

GW前半の休みを利用して大台ヶ原へ登ってきました。
大台ヶ原は紀伊半島の奥深くに位置する日本百名山の一つです。
奈良県側からのアクセスが最短ですが、今回は三重県側から日本屈指の秘境大杉谷渓谷を通り奈良県側へ抜けるコースを選びました。
・東京からのアクセスと交通費
(行き)
東京駅→名古屋駅(東海道新幹線)
名古屋駅→三瀬谷駅(特急南紀号) ¥13,320
三瀬谷駅→大杉峡谷登山口(エス・パール交通バス)¥2,500
(帰り)
大台ケ原→大和上市駅(奈良交通バス)¥2,000
大和上市駅→大阪阿倍野橋(近鉄吉野線特急)¥1,510
天王寺→新大阪(御堂筋線)¥280
新大阪→東京(東海道新幹線)¥13,870
合計¥33,480
・地図上のコースタイム
1日目:5時間10分
2日目:9時間30分
東京6:00→名古屋7:34(のぞみ1号)
名古屋8:05→三瀬谷9:47(南紀1号)
三瀬谷から大杉谷行きのバスは1日1本しかなく、当日東京から出発する場合は、朝一番の新幹線に乗る必要がある。
東京から遥々約4時間、三瀬谷駅に到着。
大杉谷行きのバスは三瀬谷駅から10分ほど歩いた、道の駅奥伊勢おおだいから出発する。
道の駅では待ち時間があったのでエネルギーを補給!
朝から飲食店が営業しているのはありがたい。
道の駅奥伊勢おおだい10:30→大杉峡谷登山口12:00
(エス・パール交通バス)※要予約
道の駅から大杉谷登山口へはエスパール交通バス(完全予約制)で1時間半ほど。公共交通機関で大杉谷へのアクセスは現在このルートしかない模様。
バスは満員だったので早めの予約をお勧めします。
12:10 大杉谷登山口からスタート。
滑落事故が度々発生するコースのようで注意書きも多いです。
スタート直後から崖っぷちを進んでいきます。
危険な箇所には鎖がかけられているので慎重に進めば危険はないです。
眼下に美しい清流を見下ろしながら進みます。
足を滑らせたら一巻の終わりなので景色に見とれすぎず慎重に…
道中には所々立派な吊り橋が架けられています。
14:40 今回のコースのハイライトである猪ヶ淵へ到着。
狭まった岩壁の奥に滝が見えます。
手前には広いスペースがあり、ここで休憩を取っている人も多かったです。
幻想的な風景を見ながらしばし休憩。
16:00 桃ノ木小屋に到着。
高低差は少ないルートだったものの、足場が不安定な道が続いたので結構疲れました。
夕ご飯はカレーとカツ。
川沿いの山小屋なのでお風呂もあり、快適な小屋でした。
翌朝6:00 桃ノ木小屋出発。
引き続き渓谷の中を進んでいきます。
日本百名瀑に選定されている七ツ釜滝。
堂倉滝。
ここからは川沿いを離れ大台ヶ原へ登っていきます。
展望のない登りがひたすら続きます。
登り続けること3時間。
大台ヶ原最高峰の日出ヶ岳へ到着。
昼食は桃ノ木小屋で購入したおむすび弁当。
山頂付近は鹿の食害により枯れ木が立ち並びます。
展望台からの風景。
紀伊山地の山深さを実感します。
14:20 大台山上駐車場に到着。
大きめの駐車場もあり、大台ケ原へのメインルートの拠点として賑わっています。
大台ケ原14:30→大和上市16:20(奈良交通バス)
大和上市駅まで約2時間の長旅です。
紀伊半島は奥地まで鉄道路線が伸びていないので長距離路線バスが多い地域であったりもします。
大和上市駅16:38→大阪阿部野橋駅17:52(近鉄吉野線特急)
2両編成のローカル特急で大阪の都心部へ
天王寺18:00→新大阪18:23(地下鉄御堂筋線)
新大阪18:33→東京21:03(のぞみ118号)
折角大阪まで来たので軽く観光でもしていきたいところですが、翌日に仕事があったので新幹線で帰ります。
駆け足ですが新幹線を駆使することにより東京から1泊2日で制覇できました!
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