【世界自然遺産】五能線で行く白神岳登山

【世界自然遺産】五能線で行く白神岳登山

2019年7月、海の三連休で白神岳へ登ってきた。

東京から秋田新幹線と奥羽本線を乗り継ぎはるばる東能代駅へ。
ここまで列車に乗っている時間だけで5時間くらいかかった。
この先買い物をできる場所がなさそうなので、駅のコンビニで飲食料を買っておく。

18:06発の五能線、深浦行きに乗車。
今日の宿泊地、深浦へと向かう。

五能線は観光客に人気の路線であるが、流石にこの時間の列車は空いていた。
列車からは日本海がよく見える。

 

いつの間にか日が暮れ、車内の乗客は自分だけになっていた。
「お客さんどこまで行くの?」
こんな時間に乗っている旅行客が珍しいのか車掌さんが話しかけてきた。
自分「今日は深浦に泊まって明日白神岳へ登ります」
車掌「あそこは最近よく熊が出るみたいだから気をつけてね。私も昔はよく登りに行ったけど最近は危ないので行ってない」

熊鈴すら持っていない僕はこの時点で帰りたくなった。
しかし丸1日かけてこんなところまで来ておいて帰るわけには行かない。

 

20:05 終点深浦駅に到着。
駅前に飲食店などないので、夕飯は宿でカップラーメンを食べた。
白神岳への期待と熊への不安を抱えて就寝。

 

翌朝、朝一の五能線で白神岳登山口駅へ。
この駅で降りたのは自分一人だけ。
ここから登山口までは林道を40分ほど歩かなくてはならない。

林道を歩いていると車で登山に来た方に声をかけられ、登山口まで乗せて頂けることに。
これにより30分程の時間短縮、圧倒的感謝です。

駐車場で乗せて頂いた方と別れ、登山開始。
三連休の中日だったので多少混むかと思っていたが、駐車場には10台も停まっていなかった。
空いているのは喜ばしいことだが、空きすぎると今度は熊が怖い。

 

昼間でも薄暗い鬱蒼とした樹林帯を進んで行く。
いかにも熊が出そうな感じで怖い。

蟶山コースと二股コースの分岐点。
一般的な蟶山コースで行くことにした。

 

急登を超え、稜線に出ると高い木が減り見通しが良くなる。
冬の気候が厳しい為だろうか森林限界が低い。

 

山頂直前の稜線からの景色は素晴らしかった。
山頂付近にはニッコウキスゲが咲き乱れる。

 

3時間ほどで登頂。
頂上付近は広く、人も少なかったのでゆっくりと過ごせた。

白神岳より奥は自然保護区域となっている為、基本的に人が立ち入ることができない。
頂上からは人工物が一切ない森林が、視界いっぱいに広がり白神山地の奥深さを感じることができる。

頂上からは二つ目のルートである二股コースから下山しようかと思ったが、薮に覆われていたのでおとなしく来た道を引き返すことにする。

駅に戻ると次の列車が来るのは1時間以上先だった…
翌日は八甲田山に登る為、青森駅を目指す。